公開日 2022年05月26日(Thu)
5月17日(火)の総合実習の時間に,3年畜産科肉用牛専攻7名が肥育素牛5頭の除角を行いました。
角のあるウシは,群内の優劣を順位づけるために,角突きなど多くの闘争や競合を繰り返します。ウシの体に角があたってしまうと,内出血を引き起こし,肉質へ悪影響を及ぼします。(角などで外傷があった場合の枝肉を「アタリ」があるといいます!)
また,管理者が角でつつかれてしまうと,大怪我にもつながってしまいます。
ウシの安全,管理者の安全を守るためにも,除角(角を切断すること)は重要な飼養管理といえます。
本校では,ワイヤー(線鋸)を使用する除角方法を採用しています。保定枠に入れ,動かないようにさらにロープで保定し,角をワイヤーで切っていきます。腕をかなり動かす必要があるので次の日に筋肉痛になることもしばしばあります。
切断後は,焼きごてをあて止血します。
※ウシの角は血管が通っています。
初めて除角をする生徒もいましたが,生徒全員で協力しながら全頭無事に除角することができました。