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2022年5月

  • 2022年05月31日(火)

    園芸科 果樹班より

    芽吹き始めてから約2カ月が経過しました。

    果樹班では主に、大粒の「ピオーネ」甘さが特徴の「クイーンニーナ」皮ごと食べられる「シャインマスカット」の3品種のブドウを栽培しています。

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     今週は主に課題研究や総合実習総合実習の時間で「摘粒」作業を行っています。

       ※「摘粒」ブドウの粒が混み合った部分や生育が悪い小さな粒を取り除いていく作業

     

     この作業は,粒が大きくなった際に粒同士がぶつかって潰れてしまうのを防ぐため,また粒の大きさをそろえ商品価値を高めるために,一房一房手作業で行っています。

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     一つ一つ丁寧においしいブドウを提供出来るように日々頑張っています。

  • 2022年05月26日(木)

    肥育素牛5頭を除角しました!

    5月17日(火)の総合実習の時間に,3年畜産科肉用牛専攻7名が肥育素牛5頭の除角を行いました。

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    角のあるウシは,群内の優劣を順位づけるために,角突きなど多くの闘争や競合を繰り返します。ウシの体に角があたってしまうと,内出血を引き起こし,肉質へ悪影響を及ぼします。(角などで外傷があった場合の枝肉を「アタリ」があるといいます!)

    また,管理者が角でつつかれてしまうと,大怪我にもつながってしまいます。

    ウシの安全,管理者の安全を守るためにも,除角(角を切断すること)は重要な飼養管理といえます。

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     本校では,ワイヤー(線鋸)を使用する除角方法を採用しています。保定枠に入れ,動かないようにさらにロープで保定し,角をワイヤーで切っていきます。腕をかなり動かす必要があるので次の日に筋肉痛になることもしばしばあります。

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    切断後は,焼きごてをあて止血します。

     ※ウシの角は血管が通っています。

     

     初めて除角をする生徒もいましたが,生徒全員で協力しながら全頭無事に除角することができました。

     

  • 2022年05月26日(木)

    畜産科肉用牛専攻16名,畜産担い手育成事業へ参加!

    5月25日(水)に鶴翔高等学校で開催された県内農業高校生を対象とした「畜産担い手育成事業」に参加しました。

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     この事業は,先進農家による講義を通して,畜産業への興味・関心をより一層高め,就農への動機付けを目的とし,第12回全国和牛能力共進会鹿児島県実行委員会が主催したものです。

    今回は,日頃から畜産について学んでいる県内の高校生約70名(7校)がこの事業に参加しました。講義内容は,鹿児島県内の畜産農家さんや全国和牛登録協会鹿児島県支部の方など6名によるものでした。

     

    《講義内容》

    1 第12回全共について

    2 「進化」する畜産のせかい

    3 畜産分野におけるICT活用

    4 和牛の改良と選抜

    5 プロが語る畜産の「やりがい」や「想い」

    6 AI,IoTを駆使したスマート畜産

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     また,昼食では鹿児島黒牛を使ったお弁当がふるまわれ,生徒全員でおいしくいただきました。

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     今回の勉強会は,生徒たちにとって,これからの畜産業について考える良い機会になったのではないでしょうか。

    今まで以上に勉強や実習に励み,畜産業の担い手として,鹿児島県の畜産業をさらに盛り上げていってもらいたいと思います!

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  • 2022年05月24日(火)

    「高校・農大の区」本校候補牛の選考会が行われました!

     5月16日(月)に,全共肝属地区一次予選会にて,「高校・農大の区」の本校候補牛(4頭)の選考会が行われ,畜産同好会の6名の生徒が参加しました。

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     JAの技術員のご指導のもと,出品牛の手入れを行いました。牛のスペシャリストから牛をよりよく見せるための刷毛のかけ方など丁寧に教わることができて,生徒の技術向上につながったのではないでしょうか。

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     育成牛の測尺・比較審査では,長縄調教の成果もあってか,担当する育成牛とコミュニケーションをとりながら,きれいに立たせている様子がみられました。

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    審査員による比較審査

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    かれん2号(引き手:1C 森元,補助:1C 山口)

     

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    めぐみ号(引き手:2C 井上,補助:3C 福元)

     

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    えりさ号(引き手:3C 横川)

     

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    あきこ号(引き手:3C 有馬)

     

     今回4頭出品しましたが,生育段階の基準に対して,体高(き甲から地面までの長さ)が高すぎたり,太りすぎていたりしていたため,2頭(かれん2号,めぐみ号)が全共最終予選会である県共への切符をつかむことができませんでした。共進会では負けてしまいましたが,今後は登録審査に向けてしっかりと飼養管理を行っていきたいと思います。

     

     また,選考に残った2頭(えりさ号,あきこ号)も,背線が弱かったり,体が小さかったりと課題点があるので,次回の選考に向けて,繋牧や引き運動,刷毛がけ等を引き続き行っていこうと思います!

  • 2022年05月24日(火)

    食と生活科 フラワーデザイン授業「コサージ作り」

     食と生活科の「生物活用」の授業では,フラワーデザイン実習を行っています。

     先日は3年生が「コサージ作り」を行いました。

    1 設計図を描き,それに合わせて花材を調整しました。

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    2 ワイヤリングとテーピングの様子。

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    3 設計図に合わせて組み立てます。

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    4 それぞれの花材を活かすようにバランスを調整します。

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    5 できあがり!

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  • 2022年05月24日(火)

    食と生活科 実習風景3

     暦の上では,立冬・次候の蚯蚓出る(みみずいずる)です。この時期は,ミミズが土から出てくるころといわれています。みみずは,土を豊かにしてくれる,田畑の隠れた味方です。

     さて,先日の食と生活科の実習では,ナス,ピーマン,枝豆などの定植作業を行いました。その中で,今回は農場に咲く花々を取り上げてみました。最初はスイートコーンの花?です。スイートコーンは雌雄異花(しゆういか)で,実になる部分の雌穂(しすい)と花粉を飛ばす雄穂(ゆうすい)からなります。次は,ネギ坊主という愛称で呼ばれている,ネギの花です。最後は,少しわかりにくいかと思いますが,枝豆の花になります。実習を通して,生徒たちも,こういった色々な気付きや発見を楽しんでいるようでした。

     

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    「スイートコーン 雌穂」

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    「スイートコーン 雄穂」

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    「ネギ坊主」

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    「枝豆の花」

  • 2022年05月20日(金)

    園芸科 2年生より

      LHRで進路について考える機会を持ちました。

    まずは先週行ったアンケート“職業を選ぶ際に重視すること”の結果を共有。

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     現段階では,職業を選ぶ際に自分の個性や能力が発揮できて,楽しく働きたいと思っている生徒が多いことが分かりました。

     

     みんなの希望を叶えるためには,業種や職種について知識を広げなければ!ということで,思いつく職業を挙げながら,分類を行いました。WIN_20220516_09_21_05_Pro

                         タブレットの操作もお手の物になりました

     

     知っている業種や職業には隔たりがあることを感じることができました。

     本校にいただく求人票には,これまで出会うことのなかった業種や職種も多くあります。

    それらの中に,それぞれの個性や能力にぴったりの仕事があるかも!!!!

     今日の活動を来週の“進路適性検査”やさらなる進路の探求へ繋げていけたらと思っています。

     

  • 2022年05月16日(月)

    園芸科 施設野菜班より

    私たち,園芸科 施設野菜班では,施設(温室・ハウス)を利用して,果菜類の野菜(トマト・ミニトマト・ピーマン・ナス・キュウリなど)を中心に,栽培から販売までをおこなっています。

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    また,自分たちで課題を見つけて調査・研究をする「課題研究」の時間では,昨年度から地元の子ども食堂への取り組みにも参加しています。

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    コロナ禍の中で,まだまだ大変なこともたくさんありますが,美味しい野菜をみなさんにたくさん提供できるよう頑張っていきたいです。

  • 2022年05月13日(金)

    園芸科 草花班より

    母の日まではカーネーションに関する実習が主になりました。

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    先生方からのご注文で校内販売も大忙し

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     校長先生へのお届けでは,質問攻めでたじたじでした。

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    栽培にゼロから携わった3年専攻生は,1鉢丸ごとを自分でかわいくラッピングして

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    2年生は“100%農高産”のアレンジメントを作成して

     

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    大切な人へのプレゼントとしました。

     

  • 2022年05月13日(金)

    育成牛のお手入れ

    5月12日(木)に,16日(月)の全共肝属地区一次予選会に出品予定の育成牛4頭をJA鹿児島きもつき及び鹿屋市畜産課の職員の方々8名によって手入れをしていただきました。

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    手入れとは,出品牛をできるだけよく見せるために,毛の長さを整えること,ツメや角をヤスリで磨くことをいいます。

    今回は顔,体全体の毛の長さをバリカンやカミソリを使って長さを整えていただきました。

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    職人技を間近でみることができました。床屋さんのようでした。牛たちもさっぱりしたのではないでしょうか。

     

    ちなみに,出品予定牛は,畜産同好会の生徒たちが毎日シャンプーをしています。

    だから,放課後の牛は,毛がさらさらで良い香りがしますよ!人間と一緒で,身だしなみを整えることは大切です!

    月曜日はいよいよ全共肝属地区一次予選会です。まだツメや角の手入れができていないのでこれから仕上げて,美しい状態で出品したいと思います!

    JA鹿児島きもつき,鹿屋市畜産課の職員の方々,お忙しい中ありがとうございました。

  • 2022年05月10日(火)

    畜産同好会の日常

    畜産同好会では第12回全共鹿児島大会の県最終予選会「高校・農大の部」へ出品に向けて,放課後に育成牛の管理を行っています。

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    こちらは引き運動を行っている様子です。

    引き運動とは,牛を引いて運動させることをいいます。引き運動には,牛の足腰の強化,食欲促進,体脂肪の減少などの様々な効果があります。そのため,育成牛によって引き運動の有無や目的も変わってきます。

    本校では毎日30分以上,ロータリーのかかったふかふかな土の上を引き運動しています。牛もバテますが,長靴でふかふかな土の上を歩く生徒もバテバテになります。引き運動は,人間と一緒で一朝一夕では,効果はでませんので日々の努力が必要になってきます。

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    こちらは長縄調教の様子です。

    先日の長縄調教講習会で学んだことを生徒間で共有しながら,調教を行っています。

    調教は牛との信頼関係が大切であり,生徒たちは牛と目を合わせたり,声をかけたりしながら調教を行っていました。

    最初は暴れていた牛たちも時間が立つにつれ,おとなしくきれいな姿勢で立つようになりました。

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    5月16日(月)には全共肝属地区予選会へ4頭出品予定です。残りの限られた時間を使いながら,一生懸命手入れを行っていこうと思います。

    農高の応援,よろしくお願いします。

  • 2022年05月09日(月)

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     食と生活科の圃場では、野菜たちもどんどん夏色を深めています。GW前の実習では、スイートコーンの追肥,中耕,土寄せ,除草,カボチャの整枝やツルが這いやすいようにワラを敷く作業を行いました。野菜たちも季節の変わり目は、沢山の作業がありますので、細やかに対応していきたいと思います。

     

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  • 2022年05月07日(土)

    農業科初めての実習

    4月22日(金)5・6時間目に,農業科1年生は青空の下真新しい実習服を着て,初めての実習を行いました。

    実習はスイートコーンの追肥と土寄せを行いました。くわを初めて使う生徒が多く,悪戦苦闘。なんとか時間内に4うね終わりました。生徒は「思っていたよりも難しかった。」「他人がする方法を見て少しずつ上手になった。」などと話しをしていました。

    なお,6月に収穫予定のスイートコーンは農高市で販売予定です。

     

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     追肥の様子

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  • 2022年05月06日(金)

    肉用牛のベビーラッシュ!

     

     畜産科肉用牛部門では,

    牛のベビーラッシュが起こっています!

    4月~5月にかけて計12頭の子牛が誕生予定です。

    (5/6時点で7頭誕生)

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    《4月の誕生子牛一覧》

     ♀ わかな …… 4/12生 血統:安福久×華春福×美国桜

     ♀ れいあ …… 4/12生 血統:安福久×華春福×美国桜

     ♀ つむぎ …… 4/14生 血統:安福久×華春福×美国桜

     ♀ りん ……… 4/14生 血統:紀多福×安亀忠×第2安平

     ♂ 鹿農258  … 4/15生 血統:安福久×華春福×美国桜

     ♂ 鹿農259  … 4/19生 血統:華忠良×善亀忠×百合茂

     ♀ ひまり …… 4/23生 血統:葉山桜×安亀忠×千代桜

     

    和牛の名号(名前)は雌牛がひらがな,雄牛(去勢含む)は漢字での表記が義務づけられています。

    名号をみれば,雌牛なのか,雄牛(去勢)なのか一目でわかるようになっています!

     

     本校では,朝と夕方の2回,親付けプラス人工哺乳も行っています。

    ベビーラッシュを迎えたことで,生徒たちの人工哺乳ラッシュも迎えることとなりそうです。

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    ミルクを待つ子牛たち

     

     

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    人工哺乳をする生徒たち

     

    毎日大変な作業ですが,良い肉用牛を育成するための第一段階として重要なことです。

    生徒たちも日々変化する子牛たちに気づいてくれていると思っています。